オメガ シーマスター600
omega seamaster600
久しぶりのオールドオメガ。
大体オールドオメガでシーマスターなら
30oとかCAL.500系の自動巻きに行くようで
不人気シリーズの600。
しかもジュネーブと同じような外装。
ロービート、三針、手巻き、ドーム型のプラ風防、バーインデックス。
でも、これでいい。失礼。
と言うよりこれがいい。
こういった時計を探していたのだと思う。
中の機械はCAL.600。
500系から自動巻き機構を取り除いて手巻きにしたと言う。
美しいローターはなくなり、受け外周のサンレイ仕上げもなくなった。
だから500系のグレードダウンバージョンと言う見方もできる。
CAL.600はそれでもコパーカラーのムーブメントにスワンネック緩急針は健在。
綺麗な手巻きのスワンネック搭載ムーブメントなんて
現行では大金詰まなきゃ見られないんじゃないかな。
巻心地はオールドセイコー56系に近く、この個体は巻の刻みを
56系より少し細かくして、巻いた後の反発が少し加わったような感じ。
そして、いつものところでオーバーホール。
納期1週間。費用10,500円。GSより金額が高い。
時計屋のおっちゃんの中でオメガはかなり評価が高い。
取り寄せの部品交換が無いと3針デイデイト位なら
10日あれば仕事を終えてくれるのはうれしいところ。
そして上がった機械は快調そのもの。ありがとう!
という事で久しぶりのリストショット。