2016年09月25日

セイコーローレル(seiko laurel)4S24-0030 LJAL600の風防ガラス交換




セイコーローレル(seiko laurel)
4S24-0030 LJAL600の風防ガラス交換

LJAL600 (6).png












時計の風防ガラスって大まかにパッキンかまして圧入するタイプと
接着するタイプに分かれていて、かつてのセイコー56系の時代から
現在まで基本的に変わりはありません。

今回の時計はセイコーの90年代の4Sムーブを搭載した銀無垢ローレル
CAL.4S24の8振動手巻き機械で
青色のブレゲ針、ギョウシェ文字板、ドームガラス、菊型のリューズ。
銀無垢ケース・金無垢ベゼルと言う希少なスペック。
ロイヤルオリエント銀無垢の様に表面処理がされていないので
この銀ケースは使用に応じて変色していく。
手入れに手間がかかる分、愛着もわいていくのではないか?
青色の針は【青焼き】でこそない物の非常に深くていい色合いだ。
このローレルの針は以前のボームアンドメルシエの青焼き針と比べても
色や質感で違いは見られない程のいい仕上がりだ。
ブレゲ針の丸の内側などもしっかり青くそれなりにコストが掛っていたのだろう。
現行の青塗のわざとらしい色ではない所がよい。
ケース径は37oほどでわたしの好みのサイズ。
このサイズ感が大事なのだ。
当時のセイコーの力の入れ方がうかがえる良品。

この4S24-0030はメーカーメンテ自体は可能だけど
ドーム状のガラス風防がすでにメーカー交換部品はなく
ガラス別作で8,000円〜、プラス工賃またはOH料金とのこと。
ガラスさえ用意できれば簡単に交換できるし
何より財布にやさしくて漱石さん一人でカタが付く。
ならば自分でやっちゃいましょうということでガラス交換。


ケースをばらすとこんな感じ。

LJAL600 (2).png


左から
ケースバック
ミドルケース
ベゼル
ガラス
・・・ロードマチック位の流通価格ならともかく
私にとってKS以上の価格の物をマニュアルもなく
ネットに情報もない物をばらしていくのは結構勇気が必要だった。
LMさんをバカにしている訳ではないのだけど。




以前ガラス交換の記事を掲載した56系キングセイコー
構造的にはこれもほぼ一緒。
だから手順も基本的には前回の記事と一緒。
凄いのはベゼルは18KPGで約6グラムあること。
金のグラム当たり4,700円換算で約21,000円ほどの価値があることになる。
これ、時計価格に占める割合としてはかなり多いんではないのかな。
ちなみに当時の定価は確か70,000円+税。

LJAL600 (4).png






この4S24-0030 LJAL600のガラス径は31.0o。
純正の型番は310A11JN02。
4S24-0070とかも同じだった気がする(曖昧)。
そう、セイコーの純正ガラスの型番の頭の3ケタはサイズを表す。
型番がわかれば、あとは汎用ガラスを探すこともできるのだ。
ただし、形状が違って嵌らないとか雰囲気変わったりとかするので
修理は自己責任においてお願いしたい。

さてこのSEIKO LAUREL 4S24-0030 LJAL600だけど
フラットガラスだと雰囲気が変わる上、針などと干渉するため
ドーム状やボックス状のガラスが必要になる。
構造は、ベゼルにガラスが接着してあり
そのベゼルにパッキンをかましてケースに圧入する。
イメージとしてはホント前回の56KSと同じやり方でOK。
ベゼルを取る際には、ケースの裏側から手で押しだせば
簡単に取り外せる。圧入の際もベゼル挿入機はいらなかった。





接着にはいつものセイコー接着剤。

LJAL600 (5).png







ガラスがベゼルにちゃんとくっついたら
ケーシングして完了。非常に簡単でした。

LJAL600 (1).png

ギョウシェとPGのベゼルがすばらしい表情を作り出す。
うーん、いい(自己満足)。


posted by たいぞう at 08:37 | Comment(6) | 修理など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。