オクなんか見ていると
相場より安いものに手を伸ばしたくなる。
時計あるあるだ。
私は、検索かけて片っ端からウオッチリストに入れて
あとから厳選して、いいと思ったものはとりあえず札を入れる。
もちろん相場買いみたいなことをしたことも数知れず。
でも私は時計屋でも転売屋でもない。
そうして買った時計は大抵使わない。
程度のいいものが相場より安く手に入ったにすぎないからだ。
欲しいから、使いたいから買ったわけではないからだ。
でも、相場より安く手に入れることは
非常に気持ちいいものだ。わかる。
「時計欲しい欲しい病」から抜けるために
大事なことは達観することだ。
簡単だ。以下のフローを繰り返すんだ。
@自己確認作業
購入する前に
「これ本当に欲しいのか」
「本当に必要なのか」
「実際に着けることはあるのか」
「対価に見合ったモノなのか」
と、自問自答を繰り返すのだ。
「それでなければだめなのか」
「今所有しているもので十分ではないか」と。
それで自分コレクションを眺めて
一つ一つの時計を確認していく。
「こんなにもいい時計を持っているではないか」と。
一度は気に入って手に入れた時計だ。
それも売ろうと思えばいつでも売れる中で
所有し続けている訳で、愛着はあるのだろう。
買った時のことを思い出せ。
A欲しい理由を潰す
そろそろオーバーホールの時期だし売って新しいの買おう?
→オーバーホールなんか調子悪くなるまでしなくていいさ。
3〜5年に一度メンテしないとダメ?
→オーバーホール商法だから気にするな。
時計は持っているだけなら維持費は0だ。
壊れなければ使い続けても維持費は0だ。
万一、壊れてからどうしようか考えても遅くはない。
ドレスウオッチ持ってないし・・・?
→今使っている時計のブレス外して革ベルトつけとけ。
クロノグラフにあこがれる?
→メンテ費用が高いカップ麺調理専用機だぞ。
スマホのストップウオッチ機能を頻繁に使うか?
断じていらない。
ダイバーズ欲しいな?
→オーバースペックのでくの坊なんかいらない。
F1マシン買って公道を60Km/hで走るようなもんだ。
セイコー5とか6rの10気圧防水で十分だ。風呂にも入れる。
一生ものが欲しい?
→そういって何個買った?
どんだけ生きるつもりだ?
今持っているものを大事にしないで
一生もつわけないだろう。
今買わないと滅多に市場に出ないし?
→そのうちまた出てくるさ。
よりお手頃になってな。
なぜなら、ネット情報によれば時計はオワコンだからな。
B他用途との天秤・金の可視化
その金、家族のために使うなり、貯めるなりしなよ。
家族の顔を思い浮かべてみろよ。
独身だって?
他にいろいろできるぞ。
べただけど親孝行はどうか?
投資でも、女遊びでも、友達と飲みでもいいんじゃないか?
自己投資で習い事とかは?
使った金額の累計を出してみろよ!びっくりするんじゃないのか?
てか、その金そもそも使っていい金なのか?
まさか借金なんかしてないよな?
さらに、自分の財布の中身を確認する。
そして通帳をみてみろよ。
この時計を購入する資金はあるのかと。
また、時計買っていていいのかと。
※この辺りは当てはまらない方もいるだろう
・・・さあ、最初の問いに戻ろう。
「これ本当に欲しいのか」
「本当に必要なのか」
「実際に着けることはあるか」
「対価に見合ったモノなのか」
終了10分前。
ほーら、現在価格が上がってきたぞ。
「それでなければだめなのか」
「今所有しているもので十分ではないか」
もう放流していいんじゃないのか?
入札しなくていいよ。
早く寝よう。
よくよく考えたほうがいい。
お金は大事だ。本当に。