2016年05月12日

上がりの時計


最近私の中で時計に対する気持ちが変わってきている。
よく言われる「上がり」に向かっていると思う。
ただし、パテック買ってこれ以上ないから上がりとかじゃない。

私の中で上がりと言う状態が明確に見えてきた。
一般に言われていることとは少し違うかもしれない。
これまで漠然と、満足できる一本を手に入れることができれば
それ以上はない物だと思っていた。
しかし、ご存知のように時計といっても様々な個性の物がある。
ダイバーにはダイバーのドレスにはドレスのカタチがあるし
性能も違う。安価で気兼ねなく使う目的の物もある。
一本で全てを満たすことはできないから
自分が求める個性の時計を何本かで満たしていって
最終的に手に入れていない(欲しい)個性の時計が
上がりの時計なのだと考えている。
パズルの最後のピース嵌めるようなものだろうか?

ダイバーなら14060mがあるので他には興味がない
クロノグラフ以上の複雑系には元々興味がない
手巻き3針はオメガCAL.600や銀無垢ロイオリがある。
44の重厚さも捨てがたいが、古代技術の結晶45-7000は
外装もサイコ―にカッコいい。
10振動つながりで61GSも持っている。
恐ろしいくらいの万能っぷりを誇るノンデイトの56KS。
現行しか知らない人が見たら驚くのではと思われる
セイコーの公認クロノメーター56KS。
4S系の先祖、亀戸の5256KSSPなんてのもある。
ジェンタデザインのコンステクロノCAL.564もすばらしい。
まーほとんど安物だけど。

ところで私の求める最後ピースとは?
それは明確にイメージできている。

今後は今までの様に節操なく可処分所得(私の場合お小遣い)の
大部分を時計の新規取得に充てることはなくなると思うが
上がっても時計を購入しなくなるわけではないと思うし
時計に興味がなくなるわけでもないと思う。
今まで外(所有していない時計)に向いていた目が
内(所有している時計)に向いていくだけであろう。
上がりとは自分の所有している時計に満足するという事だ。



でも、一般に機械式時計は価格に品質が比例していくもので
それに合わせて目も肥えてくるのが自然なので
求めていくものも高額になって行くのは理解できる。

ただ、世に言う上がりの時計にまつわる話は
高級品を買えば上がれるとミスリードさせた上がり商法的な
ステマではないかとさえ思ってしまう。

高級品を買っても別の高級品が欲しくなる。
で、一般人なら所有している高級時計を売って購入資金に充てる。
とすれば所有していた「個」を満たせなくなる。
永遠に終わりは来ないだろう。
中古時計市場に流動性と、時計屋に利益を与えているだけだ。

以前持っていた時計と同じものを再度購入する。
そしてまた売って、しばらくして同じものを・・・
これは時計あるあるだ。
断言しよう、その時計は自分の欲しい時計だ。
手放さず所有し続けるべきだ。

自分の求める最後の個を手に入れて、所有時計を大事にしようと思う。
まー高い買い物をすればある程度欲が満たされるので
よく言う「上がり」もまったく的外れと言うわけでもないと思うが。



posted by たいぞう at 01:26 | Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すいません。昨年9月に上がるつもりが上がれませんでした。セイコー7005-8000を一度手放しまた買いました。オメガジュネーブのスクエアも同じことを考えてます。「時計あるある」に思いっきり当てはまってます。
(+o+)
Posted by とらお at 2016年05月13日 13:35
とらおさん

>セイコー7005-8000を一度手放しまた買いました。
こないだのコメントで紹介いただいたあれは実は2本目だったのでしょうか?

ちなみに、オメガジュネーブのスクエアをオクで見るたびにとらおさんも闘っておられるのかと思ってしまいます。
Posted by たいぞう at 2016年05月16日 20:40
2本目なんです(苦笑)最初のは昨年秋の発作的在庫処分時に手放しました。本来、鉄道腕時計はホーマーかクラウンですよね。20年位前に月刊誌にて某鉄道管理局の刻印入り7005-8000の存在を知りまして、掲載されていた時計店に交渉して入手しました。ハックが無く、バーインデックスは鉄道腕時計のセオリーから外れているので興味を持ち、ご当地の国鉄OB会にも手紙などで問い合わせしましたが、詳細は解りませんでした。私の仮説として1:ご当地にはセイコーの工場があったので出張等で鉄道を使って貰っているお得意さんであるセイコーに恩返し。2:○○線電化、とか駅舎の改築落成記念。3:国鉄本社には内緒の独断専行調達。等と想像を巡らせて楽しんでいます。(^o^)丿
Posted by とらお at 2016年05月17日 17:00
とらおさんこんばんは。

かなり希少価値の高い物だったのですね。時計趣味にはそういった物をさがす楽しみもあるのかなと考えさせられました。
それにしても昔は情報取得や時計蒐集するのにとてつもなく時間がかかったのでしょうね。とらおさんの努力が文面から伝わってきました。
Posted by たいぞう at 2016年05月22日 22:44
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