2017年10月30日

時計のガラス交換方法まとめ(自分でやってみよう)

時計のガラス交換まとめ

・・・ガラス交換を自分で行う



●最初に
時計のガラス交換は簡単な割には
外装のグレードアップにダイレクトに影響する。
きれいにかっこよく時計の見た目が大きく変化するのだ。
サファイアガラスに交換などもできるため
オールド好きも新品好きも
これが自分でできると楽しみの幅がグーンと広がるだろう。
以下、私の経験をまとめておくので各自うまく利用されたい。

【CAUTION!!】
時計に変更を加える作業のため前提として失敗やケガのリスク
防水など元のスペック通りの性能が期待できなくなるリスク
並びに、のめりこんで散在するなどの諸々のリスクがあるが
すべて読者の自己責任にて運用していただくよう理解してほしい。
何があっても私はいかなる責任も負わない。



さてガラス交換だが基本的には
@プラ風防などの挿入
A接着
Bパッキンかまして圧入
それとその複合パターンだ
ガラス交換自体は道具をそろえて方法を学べば簡単にできる。



●フローは以下の通り
1.ガラス交換したい時計の構造を知ること
2.ガラス・パッキンのサイズ・形状・素材の確認
3.それに合わせた素材・道具の調達
4.交換作業
  A.ブレスレット・ベルトを外す
  B.ベゼルを外す
    (物によっては順番が変わる・または外さなくてもできる)
  C.裏ブタを開ける
    ワンピースケースの場合は風防を外して取り付ける
    そしてそのままB→Aと戻る
  D.りゅうずを抜き取る
  E.ムーブメントをケースから取り出す
  F.既存のガラスを外す
  G.新しいガラスをつける
    あとはEから逆の手順を踏む




●基礎の確認事項
円形のガラス風防であればサイズ(径)さえ合えば
素材が違ってもメーカー純正部品でなくても利用できる。
ケースの構造や針等との干渉は考慮する必要はあるが。

ダブルドーム(ガラスの断面が虹のようになっている)や
ボックスガラスプラ風防はその構造上、フラットガラス
換えると文字板上の針などに干渉してしまう可能性が大。

また、フラットガラスダブルドーム(その逆も)などに換えると
雰囲気が大きく変化するので狙って取り換えるのでなければ
見た目の変化にも注意してほしい。
心配なら元と同じ形状・厚みのガラスを要するのが確実だ。

そのうえで乱暴な言い方かもしれないが、要は押し込むなり
接着するなりしてガラスを固定できれば目的は達成だ。
コンマ以下で若干小さいガラスでも接着すれば
何とかなったりするものだ。
※次に交換するとき大変だったり
 本来の防水性のが期待できない可能性は大いにあるが

これが四角いガラスだとガラス風防交換は途端に難度が上がる。
それは上記に加えて、縦横の長さと四つ角の形状も
考慮しなければならないからだ。
ほぼ純正を利用するしかないだろう。



●ガラス交換 
それではガラス交換の各論だ。
素人作業のため、完ぺきではないことを予め記載しておく。

@プラ風防(テンションリング付き)などの挿入
これは以前の記事 ワンピースケースの開け方を参照してほしい
(キングセイコー 5621-7000の場合)

このタイプはボックス型あるいはドーム型のプラ風防を
それに付属する内側の細い金属リングで風防を外に突っ張って
防水性能を発揮する。
ほとんどのケースで
フラットガラスに交換すると針等に干渉する。
しかもプラ風防の径がコンマ以下で結構バラツキが
有ったりするので、プラ風防の調達には注意が必要だ。
あたりまえだが、ワンピースケースの場合は
ケースにガラスを接着すると取り外しが困難になるので
やめておこう。


※ちなみにワンピースケース以外は
 風防を絞って挿入しないほうがいいようだ
 ワンピースケースオープナーは絞って着脱することが
 付属マニュアルに記載されている
opc.png


※しかし、ほかの構造のマニュアルでは風防は挿入器で押し込め 
 そしてガラスは絞るなと記載されている



A接着(厳密には接着と圧入の複合)





Bパッキンかまして圧入
これが最もポピュラーな方法であろう。

が参考になると思われる。






posted by たいぞう at 00:02 | Comment(7) | 修理など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
質問ですが、例えばキングセイコーや57GSなどとサイズと合う風防をどうやって確認し、購入なさっていますか?物差しで測りますか、それともなにか参考情報と実物を照らし合わせて確認されますか?
また、例えばショーグン(SBDC029)のハードレックスや57GSのプラ風防をサファイヤにアプグレードする場合、合う風防をどう確認されますか?

ところで、つい先ほどLM5601アラビア数字を落札しました。1.5万。久々の落札でした。たぶん、たいぞうさんの落札した時代よりかなり高いのではと思います。

たいぞうさんのブログは日野さん、CANさんと並び手頃で良い情報源です。あまり難しいと読む気がしなくなります。いつもありがとうございます。

Posted by NINJA250 at 2017年10月31日 17:18
NINJA250 さん

こんばんは。300さんですよね?
せっかくなので記事にしました。
ちなみにSBDC029は、ガラス型番310P57HN03で直径31.0oではないでしょうか。
現物持っていないですが、57GSはフラットなガラスは干渉するので多分だめです。
型番はおそらく327w07anで32.7oですね。
Posted by たいぞう at 2017年10月31日 23:49
そうです。いつもありがとうございます。時々250と300を間違えます。
57GSは使ってみて非常にシャープで気に入ったのでメンテ時にサファイヤ化したいです。
32.7ミリのボックスサファイヤならOKということですね。

56のクロノメターのKS5626-7040ですが、視認性がこんな悪いとは思いませんでした。文字盤がネイビーブラックで針も同色系で、たまにしか使っていません。しかし、せっかくメンテしてサファイヤ化したんで大事にします。

また、たいぞうさんも所有されていると思いますが、KS4402のSGPを持っています。これ大変気に入りました。裏蓋スケルトンにしただけですが、手巻きの時の様子を観察するのがとても綺麗で繊細に感じます。ローテ入りです。
Posted by NINJA300 at 2017年11月01日 17:38
突然のコメントにて失礼いたします。
ここ数日、Swatchのプラ風防をどうやったら
綺麗に空けて元に戻すかを検索していました
ところ、貴方様のブログを拝見いたしました。
風防を外したいのはSwatchのskinという種類のクォーツ時計で、中のムーブメントが透けているデザインですが、そこには何かを入れても
時計の動きに影響の無いスペースがいくつか
あります。
そのスペースに天然石を入れて変わったデザインにして使いたいのですが、風防外しの工具にはいろいろ種類やサイズがあるのでしょうか?
何かお薦め専用工具(メーカーなど)が
ありましたら教えていただけないでしょうか?
ちなみにskinの風防は側面から見るとかなり
こんもりと出ているタイプで、裏蓋はなくバッテリーを交換する部分しかありません。
ご回答いただけたら幸いです。

Posted by カズ at 2017年11月17日 23:27
NINJA300 さん

遅くなりましたが、57GSも型番によって、風防のサイズが異なるみたいです。本文のサイトにてご確認されることをお勧めします。
Posted by たいぞう at 2017年11月19日 23:11
カズ様

コメントありがとうございます。
スウォッチのSKINですが、手元にありませんので、以下ネットで画像検索した私の見解です。いくつか種類があるようですが、一括りにしていますことをご了承ください。

裏蓋が電池蓋以外にないということで
私の画像を見ただけでの結論は・・・
→ 風防・ケース一体成型でバラせない構造
  実際にスウォッチに限らずこのような作りの時計は存在する
→ もしくは、裏蓋や風防を何らかの方法で取り外せる構造
  これは現物見ていないと何とも言えない部分です

参考にならないでしょうし、誤っていたら申し訳ないです。
ガラス交換可能かスウォッチに確認されるのが一番よいのではないでしょうか。
Posted by たいぞう at 2017年11月19日 23:32
ご回答いただきましてありがとうございます。
以前同じタイプのモデルを実験的に犠牲にして
分解したのですが、適当な工具が無いため
無理にこじ開ける形になりました。
安価な使い捨てに近い商品ということで
Swatchでも修理受付していないらしく
日本で時計店に持ち込んでも風防などは他メーカーのものを転用してるようです。
私がプラ風防を外したモデルはパッキンも接着もなくパカっと外れました。
プラスティックの弾力性を利用して単に
嵌め込んであるだけという感じです。
ただ専用工具が無いので外したときに
端に傷がついてしまいましたが・・・。
swatchはクォーツムーブメントをはじめから形成された凸凹に組み込んで最後に風防を嵌め込んでいる製造方法のようです。
職人技が必要ないラインで製造出切るから
安いのかも知れません。
風防外しの工具は時計工具店にでも行って
相談してみます。
突然のコメントにご親切にお答えくださり
ありがとうございました!!
Posted by カズ at 2017年11月20日 14:48
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