2015年09月25日

オーバーホールはどこへ出す!?



日本ロレックスなどのメーカーで
「ちゃんとオーバーホールしてくれる」ところは
メーカーオーバーホール一択でしょう。

OH (2).jpg




オメガ(SGJ)なんていまだにオールド500番CALも
純正(代替)パーツを用意しているし
スイス送りで高額かつ長期拘束されるが部品作製も一部行っている。
日本ロレックスなら基本料金に外装研磨も込みだし
当然純正部品での修理がなされ社外パーツでの修理や
部品すり替えのリスクも無い。
日本ロレックスの正規OHは、マーケットでは
「真贋鑑定済み」と同義なことも大きい。
精度も規格内に追い込んでくれるだろう。
通常メーカーOH後は一定期間保証が付くので安心だ。

時計店探しが困難か?・・・
金額としては町の時計屋に頼むより2、3割高くつくかもしれない。
しかし、当たり前なんだけどOHは出してみないとわからない。
前に56系OHに初めて出した時にすごく苦労をしたけど店探しは大変だった。
せっかく探した店が「ちゃんと修理」できないこともよくある。
修理内容に比して高額な請求だったり
ムーブやケースに傷をつけられたり
交換不要なパーツを余計に交換されたり
非純正にすり替えられたり
そもそもヘタクソだったり・・・
素人は裏蓋開けて中身を確認しないと思っているのだろうか?

機械式時計を「ちゃんとOHできる」
店を探したことがある方なら共感いただけるだろうが
1からの店探しの苦労は半端じゃない。
メーカーOHできるってのはすごく幸せだと思う。
店探しが楽しいという方には当てはまらないかもしれないが
大抵OHは必要に駆られて対応することになるので
急ぎの案件が多く、楽しむ余裕はないのではないだろうか?
特に初回は。

店を探す手間や探した店の技術・信頼水準の確保
外装研磨や保証などアフター面を考えるとメーカーOHが結果として
精神的な負担もなく時間もお金も節約できるのではないか?

デメリットは。。。
ただ、メーカーの保証基準があるためOH内容に融通が利かない
すなわち部分修理などの個別オーダーがし難い事と
前述のとおり、拘束期間が1,2か月と長い点
金額も相対的に高い点がマイナス面だろう。
後は、メンテナンスの受付時間が平日9-17時であることが多い
と言ったぐらいだろうか?(大抵郵送対応はしている)

さらに、並行差別
・・・国内正規品以外のメンテを高額にしたり、メンテ拒否をする・・・
があるブランドや他に信頼できる時計屋がある方
スイスなど本国送りであまりに高額になる時計個体などは
一考の余地ありでしょうな。

メーカーで基本OH受付ができない
オールド物を集めていてそう感じた。

OH (1).jpg



posted by たいぞう at 00:18 | Comment(3) | 修理など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月21日

ひげゼンマイと主ゼンマイ

セイコーCAL.5606の分解をして見た。

56系の自動巻からローターを外してやろうと思って
弄っているうちにバラバラにしてしまった。
これでばらしたのは何個目だろう?





seiko CAL5606 (4).jpg
いつも感じていたのだけれど、ひげゼンマイ
簡単に切れそうなので心配になって引っ張ってみた
けれど、これがなかなか切れない。
それで結構頑張って引っ張ってやっとちぎれた。
細いのにかなり丈夫にできている。
外部からの衝撃でも簡単には切れないだろう。





seiko CAL5606 (5).JPG
ちなみにピンセットで指示している方が緩急針
「F-S」のすぐ上のネジで緩急針を微調整できる微動緩急針
F=FAST、S=SLOWでそれぞれの方向に回せば進んだり、遅れたり。
ひげゼンマイの残骸がくっついている方がひげ持ち。

よく間違えられるのがひげゼンマイ動力ゼンマイ(主ゼンマイ)の2つ。
機械式時計には2種類のゼンマイが入っている訳だけど
これ混同しやすい(と言うか一緒になっちゃってる)人が多いみたい。
こっちのちぎってしまったけど金色の輪っかについている細いのが
同じタイミングで時を刻むための調整機構で「ひげゼンマイ





seiko CAL5606 (3).jpg
伸びてしまってわかりづらいので別個体の画像(CAL.5256A
ピンセットで引っ張られてビヨーンてなっているのがひげゼンマイ






seiko CAL5606 (1).jpg
こっちの手で持っている歯車の付いた平べったい筒(香箱)に入っているのが
時計を動かす「動力ゼンマイ」・・・ビニール手袋でかすぎだ。
ちなみに香箱の開け方は歯車が付いている方を下にして
香箱の上蓋を軽く押さえつつ、歯車側の香箱芯を固いものに押し付けたら
パコっ上蓋が取れてこの状態になった。
上蓋はカシメらしく強く押し込めば元にもどった。
開ける際、中のゼンマイがはじけ飛んだりするので注意。
※自己流のため、正しい開け方かどうかは不明です
※真似する場合は自己責任の上、十分注意してください!
 真似を推奨するものではありません






seiko CAL5606 (6).jpg
スペーサーに歯車などCAL.5606は樹脂パーツを結構使っている。







seiko CAL5606 (2).jpg
この個体の揺動レバーは黒色樹脂製。
パーツ自体は生きているようだけど、緩くなってしまったのか
日付早送りはできなかった。
樹脂がわれないようにコーティングでもしてやろうか??



※ブログに人気記事ランキングと言う機能が追加されたので使ってみました。
 まー過疎ブログなので人気と言うのもどうだかなーとは思いますが。


posted by たいぞう at 22:37 | Comment(4) | 修理など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月07日

56ks キングセイコーの風防ガラス交換2

56ks キングセイコーサファイアクリスタル風防化の続編
…前回の記事はこちら


今回は56KS キングセイコー風防ガラス交換
汎用のサファイアクリスタル化をやってみた。
一度プラ風防でチャレンジしているので手順は完璧のはず。
必要なものは前回の記事を参照してほしい。

使用したのは56キングセイコー クロノメーター
7.jpg
(KING SEIKO 5626-7041)
買った時にカットガラスだったけどこれは仕様なのかな?






汎用のサファイアクリスタル風防を手に入れた
KS5626-7041用は「直径30.0o」を選べばよい

2.jpg
フラットタイプで厚さ2o、結構分厚いなー。
ちなみにこれは3,780円だった。












それじゃガラス交換始めてみようかなー。
※素人修理なんで真似する場合は自己責任でどーぞ

・このキングセイコー5626-7041から
 1.ムーブを取り出す

 2.ベゼル、ガラスを外す
 するとガラス周りはこうなっている

8.jpg




金属リングの付いたガラスから(古い)ガラスを外す
 1.ガラスは接着剤でついているので
 ドライヤーなどで加熱して押して外す やけど注意
 接着剤の説明書にそう書いてあった

 2.金属リングの接着面をきれいにやすりがけなどで
 ガラスの破片や古い接着剤の残りをそぎ落とす

 3.サイズ合わせ
3.jpg










5.jpg
 ・・・ピッタリ

・サファイアとリングを接着
 1.セイコーの接着剤S-314を準備
 これ紫外線で固まるタイプ
 ちゃんと接着できたという前提で10気圧防水に耐える素敵な仕様
1.jpg





 2.爪楊枝で接着剤をリングに塗布
 多少はみ出してもキニシナイ

 3.サファイアを金属リングに装着

 4.はみ出した接着剤をふき取り、暫し紫外線照射
 多少接着剤がふき取りきれなくてもあとで処理できる






・仕上げ
 1.固まったかはこの接着剤特有の臭いが消えたかで判断してる
 これ私の個人的な基準なので、信用しないでね
 この接着剤は紫外線で固まるんだけど
 100均のペンについてる紫外線ライトとか
 市販のブラックライトで固まるみたい。
 まー何と言うか波長によってかなり時間がかかったりする。

 2.はみ出して固まった接着剤をサンエーパールで磨き落とす
 今回はサファイアクリスタル風防のため力技で解決

4.jpg





・装着
 1.接着したガラス・リングに
  ガラスパッキンつけてケースにセット
9.jpg

 2.ベゼルを圧入

 3.ムーブをケースに戻して裏蓋を閉じて完了









56キングセイコー
サファイアクリスタル風防への交換完了。
10.jpg






6.jpg





うーん現代的になったもんだ。
コスト的には
サファイアクリスタル風防と接着剤で5000円程度。
この56系の7041ケースは汎用風防が色々つかえて便利。
サイズもジャスト30mmだからプラにガラスにサファイアにと選択肢も豊富。

時計店でプロに頼んだらいくらぐらい取られるのか?
見た目にはガラスとの違いが無いけど
これで小傷とは無縁の生活ができるでしょうな。

posted by たいぞう at 15:54 | Comment(36) | 修理など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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