2015年02月04日

56ks キングセイコーの風防ガラス交換


56ks キングセイコーの風防ガラス交換
非常に長いタイトルになってしまったけど
いま、56キングセイコー風防サファイアクリスタル
交換・変更しようと考えている。
第一歩として、プラ風防で練習をして見た。
安いので失敗したら遠慮なくやり直せる。



KS KING SEIKO 5625-7041 プラ風防化
プラ風防5625-7041 - コピー.jpg
56キングセイコークロノメーター 私の相棒です。
結構雰囲気出たかも。
光に当たり方によっては小傷が目立つなー。
※前に紹介した物とは別の個体です
 このシリーズ何個か揃えてしまった





プラ風防じゃなくて純正ガラス同等品が良ければこちらをどうぞ
代替風防 - コピー.jpg
これKS5625(6)-7041に利用できる純正と同じハードレックスガラス
KS5625(6)-7111とかKS5625(6)-7113とかにも利用できる。
GSだと5645(6)-70107011にも。

例のセイコーの下請けだったかが純正と同じものの一部を今でも生産していて
これがそれなんだけど、純正と同じくちゃんとガラスが面取りされている。
何と言っても純正作ってたところが作ってるんだから。
ガラス用金属リングは元のヤツを使ってね。

御徒町の五十君さんとかで普通に売ってます。
億とかより安いし確実だしおススメ。
オールドセイコーまだまだがんばれるなんじゃないかな?


ド素人がガラス交換できちゃう世の中で
私の持っているような
56キングセイコークロノメーター
これの交換ガラスがないからできない
とか言ってる時計屋は情弱認定でしょうな。
あと部品代を大幅に乗っけるボッタくりアンティークショップとかは
絶対に修理依頼をしてはいけない。
まだ言うか・・・・・





ちなみにオメガCAL.564コンステレーション168.017とかの
部品を今でもちゃんと生産している。
汎用と言うか現代版の代替品になり一部オリジナルとは違ったりもするけど。
うーんこの辺はオメガに軍配上がっちゃうなー。

CAL.564のコンステC用リューズ
omega - コピー.jpg




omega2 - コピー.jpg






で、ガラス交換に戻るけど手順もそんなに難しくない。
私のような素人にでも手軽にできてしまった。
まー同じような規格なら56じゃなくてもできるから
画像と手順を後日更新予定。
今度は本番風防ガラスサファイアクリスタル化。

ガラス交換に必要なものは・・・・・・
とりあえず私の使っているものを羅列
・56KS KING SEIKO 時計本体
・コジアケ
・スクリューバックオープナー
・ピンセット
・ベゼル(風防)挿入機とコマ
・セイコーS314 接着剤
・紫外線ライト
・替えガラス
・ダストブロワ―
・ゴム手袋
・伏せビン(ムーブが保護できれば別に何でもよい)

最近は時計買ったり、部品買ったり、工具買ったりと
散財が止まらない。
オールドセイコー、とりわけキングセイコーの楽しみは
当時の高級~準高級の作りを堪能できる上
自分で色々手をかけてあげられる事かな。

これがオールドGSとか現行とかロレックスだと
いずれも素敵な時計なんだけど同じもの何本も買う余力はないなー。
ウラブタ開けていじるのも勇気がいる。
時計いじりが楽しいです。

ちなみにテンションリング付きプラ風防は構造的に
平ガラス(サファイア)には交換できない。
つまり44KS系は、まずできない。
ボックスタイプのサファイアをジャストサイズでオーダーしかない?
ちょと残念。




posted by たいぞう at 23:32 | Comment(10) | 修理など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月24日

時計裏蓋(ウラブタ)の開け方




オールドセイコーをいじるのに欠かせない基本
裏蓋を開ける」ことについて私の勝手な意見を書いてみた。

※自己責任でお願い
 このブログはド素人の意見だから真似して時計とか壊しても
 私は一切の責任負わないことを先に記載しておく。

裏蓋の種類はまーざっくりとこんなかんじ
1.スクリューバック
2.スクリューバック以外
  A.スナップバック、押し込み式?、ねじ止め式
  B.ワンピースケース





1.スクリューバック
今でも一般的な構造と言うことは
メンテナンス製や防水性などで合理的なんじゃなかろうか?
パッキンにシリコングリス塗って、ちゃんと閉めれば日常的な防水もOKだし。

スクリューバックと言っても・・・・・・
裏蓋の引っ掛け部分は色々な種類や大きさがあり
それに対応したオープナー(側開け(がわあけ))が必要になる。
基本は閉める際は時計回りに、開ける際は反時計回りに裏蓋を回す。
よく言われているけど上から押さえつけるチカラを強めにするのが正解。

ウラブタの形式で一般的なのはセイコーに見られるタイプ
工作精度の高い2点式のオープナー
(日本製M社のでいいんでない?)と
しっかりケースを固定できる台があればOK
裏蓋固くて開かないから2点保持オープナーじゃなくて
3点オープナーにしよう、と言うのは実は間違いで
時計の固定方法を見直すのが正解なんだと思う。

時計のウラブタ開けで重要なのは時計をしっかり固定すること。
これができんと、チカラがうまく伝えられなかったり
オープナーがずれて裏蓋にガッツリ傷が付く。

個人的には3点オープナー不要
なぜなら・・・・・・
・合わせが多い分ずれやすくケースに傷をつけやすい
・同様にツメの調整が面倒
 (やってみるとわかる 工作精度が低いと特に×)
裏蓋を開けるにはオープナーよりも
いかにして「時計をしっかり固定」するかが実は大事

上記から3点オープナーは個人的には不要と考える
まー、一部オメガシーマスターなどに見られる引っ掛け穴が
5個のスクリューバックを開けるとかならあってもいいかな程度。
ロレックスオイスター等に見られるギザギザタイプ等は
専用オープナー(アタッチメント)が必要

私の場合は
2点オープナーで時計手持ちでトライしてみて無理なら
固定器具一体型のハンドル式オープナーで開けちゃう。
持っているダイソーのオープナーはツメが磨り減りやすいかも。


2.スクリューバック以外
A.スクリュー以外
スナップバック
 ポコ蓋とか言われてる パチンッてはめ込むタイプの裏蓋。
 コジアケで切れ欠き(コジアケをかませる隙間)から文字通りこじ開ける。
 コジアケもサイズや厚さの違いで色々ある。
・ねじ止めのタイプ
 サイズの合うドライバーが必要
・八角形など(多角)のタイプ
 など・・・

B.ワンピースケース

現行では見かけない。
裏蓋が存在しない構造だからケースバックの守備力は最強。
開閉には基本的に専用工具が必要。
テンションリング付きプラ風防の着脱には
器具を扱う力加減を覚えなきゃいかんのですよ。

過去記事


古いものだと調整や修理でムーブメントを拝む際は
多少なりともベゼルリングや風防の破壊リスクが伴う訳で
(プラ風防は特に)
風防側の防水はテンションリングで突っ張るとか
ガラスパッキンだけで開け閉めするたびに
「弱っていくんじゃ?」とか若干心配。
まーオールドセイコーなんてスクリューバックでも風防側の構造は同じだが
裏蓋の開閉だけで機械いじりが完結するのはスクリューの利点。

ワンピースケース、あまり私は好きじゃない
ムーブメントを見るのも好きだし。
たまにバラしてケース研磨するし。
好きな方、ごめんなさい。
完全に好みの問題です。

posted by たいぞう at 11:56 | Comment(1) | 修理など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月12日

ワンピースケースの開け方


かなり遅くなってしまいましたが
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

また、コメントを入れていただいた皆様ありがとうございます。
大変遅くなってしまいましたことをご容赦ください。


さて2015年一発目は
ワンピースケースを開けちゃいましょうと言う企画にしました。
年末に自分のお気に入りをメンテナンスしたついでと言う噂も・・・

ネットで調べてみると結構このあたりのノウハウって残っていなくて
誰だったか個人の時計ブログで、ベルジョンかなんかの
グラスリムーバーを利用した解説が一個あったくらいに記憶してる。
こういった情報って非常にありがたいよね。
んじゃーオールドセイコーいってみましょう。


※ただし、ド素人のやり方なのでやるなら自己責任でやってね
 大事な時計とか壊しても知りません




今回ワンピースケースを開けたのは
キングセイコー(king seiko)KS 5621-7000

今回のksはプラ風防のワンピースケース
ガラス風防のワンピースケースにはワンピースケースオープナーは必要ない。
ブレスレット(革ベルト)は外して作業を始めよう。
ちなみにこの時計ラグ幅19mmと言う妙なサイズ。
まージェランチャとかには19mm無垢ブレスもあるんでよいかな?

準備するもの
・時計 ベルトは外しておいた方がやりやすい
・コジアケ
SEIKOワンピースケースオープナーS-14
・ピンセットとかバネ棒外しとか
 ※オシドリ押したり、スナップリングずらしたり
  するのに使う
・ゴム手袋、ダストブロワ―とか

最初.JPG





最初2.jpg







1.まずベゼルをコジアケで外す
  キングセイコーならコジアケを当てるための
  (ベゼルにちょっとえぐれた)切欠き部分があるのでそこから開ける
  グリグリやるとケースが傷つくので、私の場合はゆっくり力をかけていく

1-1.JPG





ちゃんとベゼルが外れた
1-2.JPG





2.ベゼルをはずしたら
  → ワンピースケースオープナー(黒いやつ)に風防に合った
  銀色のアタッチメントを取り付ける。
  → 利用するアタッチメントのサイズ記載面が画像の様に
  オープナーとフラットになるように。

2-1.JPG






3.風防をはずす
  オープナーを風防にあてがい時計が落ちない程度に軽く絞る
  そこから2メモリほどさらに絞る
  時計をオープナーからはがすように取ると風防が外れる

3-1.JPG





3-2.JPG





3-3.JPG





3-4.JPG





4.ついでに機械も取り出しちゃいます
  赤丸部分がオシドリ(耳みたいに少しはみ出してるやつ)
  赤線部分がスナップリング(ムーブを固定している)
  → オシドリをピンセットなどで上から押しながらりゅうずを引き抜く
  → さらにスナップリングをピンセットなどで反時計回りにずらす
  → 文字板側から機械(文字板ごと)取り出す
 ※先に外部緩急のネジを外しておいた方が取り出しやすいかも

4-1.JPG




4-2.JPG





4-3.jpg

ローター受けに機械番号が刻印されている
56系の機械って装飾はないけど綺麗じゃないですか?
部品点数80そこそこで(亀戸の手巻きノンデイトのクロノスが部品数80位)
バラしやすく組みやすい(らしい)。
簡単にクロノメーターをパスできる精度を持ち
さらにムーブメントも美しい。
装飾が施された工芸品とか美術品とかのベクトルではなく
工業製品としての無駄のないバランスのとれた美しさと言えばよいだろうか?
ちなみに同じ自動巻き8振動の亀戸52系は100個超のパーツで
構成されているから、諏訪が「合理的」と言われるのもわかる気がするなー。
そしてそれだけに揺動レバーの弱点は痛すぎる。






4-4.JPG

りゅうずパイプまわりは結構汚れてる・・・





5.外部緩急
  キングセイコーワンピースケースにある
  外部緩急装置だけど(画像赤丸部分)

  これの中に外部緩急のネジがあって
  画像のネジを回しても調整はでない。
  画像のネジを外して、中にさらに小さいネジがあるので
  そこで調整できる。パッキンもついているので
  古いのは取り替えたほうがいいかも

5.JPG

これ56系ではキングセイコーだけしか搭載されていなくて
同系のロードマチックにもグランドセイコーにもない機構。
ってか56グランドセイコーにはワンピースケース自体がない。

おそらく、ワンピースケースでリリースしようとした
56キングセイコーは基本的に公認クロノメーター
しようとしたのではなかろうか?

外部緩急で完成した時計の外からの調整を容易にして
精度の調整を追い込む。・・・
まークロノメーターの公認試験は「ムーブ本体だけ」だったと思うが
精度にこだわる当時のセイコーが実使用での精度を求めたと
考えてもおかしくはない。

グランドセイコーGS規格
キングセイコー公認クロノ
ロードマチックは6振動に落として
それぞれ差別化を図る・・・
そうすると、KSのみに外部緩急があることと、内部メカの機械番号の
刻印の説明が付く気がするんだよなー。

ちなみにこの外部緩急のネジパッキンがいっちゃってる事が多い。
ワンピースケースでもココから水分が入る事もあるんだろうなー。
ローターが錆びてるワンピースの56系を何度か目撃している。
当初ワンピースでリリースしていたKSでも73年くらいからは
スクリューバックに切り替わったモデルもあるからワンピースケースに
メンテナンス性能を落としてまで求める程の防水性能がなかったんだろう。



6.今度は風防取り付け
  → 風防をセッティング台に置く
    ムーブメントはケーシングして、りゅうずをオシドリをおしながら戻す。
    スナップリングをムーブ固定位置に戻しておくのを忘れずに。
    ちゃんと100均のでいいからダストブロワーみたいので
    文字板上のほこりなどをきれいにしておこう。
6-1.JPG





  → オープナーを風防にあてがい落ちない程度に軽く絞る
     風防は取り付け時が一番破壊しやすいから注意!!
6-2.JPG





  → 時計にセットして2メモリほどオープナーを絞り風防を上から押し込む
6-3.JPG

  
取り付け完了。簡単に見えるかもしれないが
風防は取り付けが取り外しの100倍くらい難しいと思う。

セイコーのベゼルは風防挿入機のような圧力かけられるものがないと
取り付けられないんじゃないかなー。
やっぱり面倒だなーワンピースケース








posted by たいぞう at 08:33 | Comment(6) | 修理など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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