金無垢時計を探せ!!
今回は主にオクの話。
ざっくりとだけど
時計のケースの素材で金無垢と言えば
18金などを利用して作られたケースのことを言う。
キャップゴールド、ゴールドプレーテッド、ゴールドフィルド、SGPなどは
早い話がベースになる金属に金を貼ったりメッキしたものだ。
表面のみ金を利用していることが金無垢との大きな違いだ。
もちろん金の厚みや元となる金属への貼り付け方などが
違うのだが、この項ではメッキと一括りにさせてもらう。
以下、全部自己責任にて運用されたい。
某オークションでは素人臭い出品者が
金無垢と知ってか知らずか、適当に出品している
場合が、いまだによくあるのだ。
特にCAL.5××あたりのオールドオメガ。
もちろんすべてのケースがその通りではないし
確証なく落札して、実は違いましたといわれても私は知らないよ。
自己責任でやってもらう前提で、行ってみよう!
オールドオメガのメッキと金無垢の違いの見分け方は簡単。
見るべきはケース裏だ。
裏蓋がメッキはステンレスの銀色なのだ。
金無垢は裏蓋までが全部金色なのだ。
スクリューバックの開閉時などにメッキがはがれるのを
嫌ったのだろうか。
そして総金色の裏蓋だったなら、刻印を探すのだ。
ラグ足の裏面などにある、少しへこんだ部分だ。
これを見つければかなり高い確率で金無垢と言っていいだろう。
画像では見づらいがこういった刻印が目印だ。
もちろん、ラグ足だけではなく目を皿のようにして
全体を探すのだ。
さらに緑青の有無や、ケースの傷の様子から
金無垢かどうかを推測していくのだ。
傷からベースメタルがのぞいていればウオッチから外すのだ。
重さが記載されていればそれも大いに参考になる。
ちなみにオールドセイコーのクロノスなどの
非防水系金無垢はあまり肉厚とは言えず特に裏蓋は
指で押すとペコペコへこむのだ。
いまだに某オクではタイトルや説名に18金・金無垢と入っていない
隠れ金無垢が出品されている可能性がある。
だから金色のオールドオメガは片っ端から裏蓋を見ていくのが良い。
そしてこの「傾向」はオールドインターやオールドロンジンにも言える。
その他のスイスオールド時計にも当てはまるかもしれない。
そして業者や一部の時計ヲタはこのことを知っているのだ。
それなりの戦いになるかもしれない。
※なんでこんなことを教えるかって?
それは私が時計趣味から上がったからだ。グッドラック!!